黒澤リスペクト洋ゲー?「Ghost of Tsushima」をTwitter分析 2020.07.31 17:00 UP

今月17日に発売されて以降、SNSでも連日話題になっているPS4用ソフト「Ghost of Tsushima」。

アメリカのサッカーパンチ・プロダクションズが制作した本作は、日本を舞台としたオープンワールドゲーム。それも鎌倉時代、元寇の襲来した対馬島を題材とした、硬派な世界観が特徴です。

まるで黒澤映画のような白黒撮影ができるフォトモードが搭載されていることや、時代劇映画風の予告映像がプレイステーション公式から公開されたことで、発売前から話題となっていました。



日本のユーザーの心をぐっと捉える「Ghost of Tsushima」。ついランでは、本作がどのようにして盛り上がっているのか、Twitterへの投稿から分析していきます。


モンゴル軍と対決する「Ghost of Tsushima」発売直後のSNSの反応は?


「Ghost of Tsushima」が発売された7月17日から3日間の、ゲームタイトルと共に呟かれたワードを集計してみました。



発売当日の7月17日には、本作の特徴である「日本」「オープンワールド」「サムライ」といった、世界観を説明するワードが上位に並びました。

その中でも以下のツイートは多くの賛同を集め、敵の「倒れ方」から、制作サイドがいかに日本の時代劇をリスペクトしているかが話題となっていました。



一方で、ポリティカル・コレクトネスの観点から言えば、これは文化の盗用なのでは?という批判が、欧米を中心に挙がっていました。前述した通り、制作のサッカーパンチ・プロダクションズは非常に堅牢な日本へのリスペクトを持っており、多くの日本人ユーザーが「Ghost of Tsushima」を歓迎しています。果たして本作は文化の盗用として批判されるべきなのか?というユーザーの反論・議論が生まれ、「ポリコレ」「リベラル」といったワードが上位に食い込みました。

また、作中の一部の描写に時代考証的な整合性が無いという指摘も上がっていましたが、そうした矛盾を理解しつつも、本作のリリースを喜ぶユーザーの意見が多数。むしろこの指摘を知識的な「マウント」とする動きも一部で見られました。




翌日の7月18日は、前日挙がっていたワードに加え「クマ」や「キツネ」といった作中に登場する動物、「風景」「写真」「インスタグラマー」など、フォトモードに関連するワードが浮上してきました。発売から1日が経過し、よりゲームの中身に言及するツイートが増えてきた様子です。




また、この日は甲冑ファンの以下のツイートが多く拡散され、身も心も(?)「対馬」武士になりきるプレイヤーに注目が集まりました。



そしてこの日も前日に引き続き、文化の盗用に関する議論・意見が絶えず発生していました。時代考証の甘さを、あえて「インチキ」ジャパンと呼び愛着を示す人々の姿も可視化され始めているようです。






「Ghost of Tsushima」発売3日目には、前日の「クマ」に代わり「キツネ」が上位に浮上。主人公を導いてくれるキツネの存在は、ゲームの見どころの一つとして以前からプロモーションされてきました。その神秘的な演出やキツネのかわいさの虜になるユーザーが続出した模様です。



また、これまで2日間ではほとんど挙がっていなかった「短歌」というワードが急浮上。短歌を創作できるなんとも風流なミニゲームが作中に埋め込まれているとのことですが、ネットスラングに接している現代のプレイヤーは思わぬナナメ読みをしてしまうことも?



そして連日の時代考証に関しての議論には、漫画家・みなもと太郎さんの作品「挑戦者たち」を引用したツイートが拡散され、注目を集めました。エンタメにおける時代考証は往々にしておおざっぱなもので、伝統芸能である歌舞伎でさえ、舞台設定と役者の恰好が食い違っているとのこと。
創作物における時代考証のレベルは、あんがい重要でないことも多いのかも?これに連なって、「寿司警察」といったワードも多く呟かれたようです。



発売後3日間の「Ghost of Tsushima」関連ホットワードは絶えず入れ替わっており、タイトルの盛り上がり・ユーザーの活発な発信が感じられる内容となっていました。


「Ghost of Tsushima」発売後のツイート数推移は?


発売から1週間以上が経過した「Ghost of Tsushima」。リリース後から現在までに呟かれた「Ghost of Tsushima」を含むツイート数の推移をグラフ化したものがこちら。



発売翌日の7月18日は、161,451ツイートと大盛り上がりの結果に。発売2週目に入ると総ツイート数自体は落ち着いてきたものの、3~5万件台を行き来しており、しばらくはTwitterの「Ghost of Tsushima」熱は冷めやらぬ様子。

メインストーリー以外でも、サブクエストやスクリーンショットなどで色々な楽しみ方ができるのがオープンワールドゲームの魅力のひとつです。今年の夏休みはのんびり(!?)モンゴル軍やクマやキツネと戯れながら、短歌を詠んでみるなんてのもオツかもしれませんよ。

▶「Ghost of Tsushima」今の話題はこちら

(ついラン編集部:ニシノ)

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